めも

触覚が欲しい

影のこと

わたしのすきなひとが、影について昨日書いてたから、私も書こうと思う。

影がある人は魅力的だという。実際ユングも、そう言ってた気がする。影があるからこそ、味が出るのだ。自分の影の部分を受け入れられなければ、それは、とてもくるしい。ってね。私もそう思う。影があることはこわい。影はまっくらだ。何一つ写さない。影は自分の黒い部分だ。誰だって私は真っ黒なんだと思う。真っ黒で、まっくらだ。ただそれをどれだけ表に出すかどうか、という話。

普通はそういう部分は影に止めなければいけない。影があるからこそ味があるけど、影の域を出てしまうとその影がその人自身をすっぽりと覆い尽くしてしまう。その影との対決を永遠にし続ける生き物なのです。人間。

影を自分の知らない汚い部分だとすると、逆の見方をすれば影は自分の汚い部分を引き受けてくれているとも考えられる。じゃあもしかしたら、晴れてるときのほうが私は「綺麗な」人で居られるのかもしれないね。なあんて。影と向き合って初めて、自分の暗い部分に気づく。それはもう、変わらないと思ってる。本質。それは変えられない。ただ、表に出すかどうか。ただ、どう折り合いをつけるかどうか。押し込めても結局は、いつかぷかりと浮かんできて、突かれて、破裂してしまうから。でもつらいよね。向き合うのってさ。ただ、向き合えるのは自分だけなんだよなあ、そう思う。どれだけ人が支え合って生きようが、どれだけ弱い生き物だろうが、結局自分と一番向き合えるのも、自分の影に気付けるのも、自分を愛せるのも、自分でしかないんだよなあ。

ちょっぴり嬉しくて、ちょっぴり寂しい。

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